不動産の販促に必須の『マイソク』、どうなさってますか??
マイソクと言えばお客様に物件の魅力を伝える重要ツール。
どんなデザインがいいのか、とっても悩ましいですよね。
今回は、システムエイトがマイソク制作のご依頼でよく寄せられる「白黒でいいかな? カラーの方がいいよね?」というご相談について、解説しちゃいます。
ホント、よくご相談いただくんです、白黒とカラーどちらがいいのか問題。
マイソクは自分で作ってるよ~という不動産営業職の方はもちろん、デザイン会社に依頼する場合にも、ぜひご参考にしていただければと思います!
どういう基準で決めるべきか
超!カンタンに申し上げますと、カラーと白黒のどちらにするかのシステムエイト流の基準は「自社でのみ販売するかどうか」という点です。
不動産業界の方ならご存知かと思われますが、「取引態様」つまり物件の販売をどのように行うか、というのも重要なポイント。
マイソクも、自社だけで販売する場合と、他社様にも取り扱っていただく場合とで、考え方を変えた方が良いというのがシステムエイトの持論です。
自社だけで物件販売を行う場合は、インパクト重視で。
他社にもお取り扱いいただく場合には、他社の営業スタッフについても想定する。
そんな形で、デザインを考えた方が良いと、システムエイトは考えています。
なぜ、他社の営業スタッフについて考える必要があるのでしょうか?
というか、どう考えたらいいのでしょうか?
ここで、一般媒介(他社にお取り扱いいただく場合)でのマイソクの流通について、改めて考えてみたいと思います。
マイソクを作ったあとは、REINSに登録するなど、他社にマイソクデータを配布することになります。
他社の営業スタッフは、入手したマイソクを販売活動に使用します。
その際、必ずしもカラーで印刷またはコピーしてくれるとは限りません……。
営業事務所にカラーコピー機がない場合もあります。
場合によっては、紙に出力したものを使い回したくなることもあります。
いちいちREINSにアクセスして出力するよりも、手元にある紙をコピーした方が早いですし。
そうなると、コピーに次ぐコピーで、画像として劣化していきます。
……余談ですが、システムエイトでは、そうした悲しいマイソクを間取図の原稿として頂戴することもしばしばなので、これは決してただの妄想ではないと思います……。
せっかく綺麗なカラーリングでデザインしたマイソクも、実際にお客様の目に触れる時には、ぼんやりしたモノクロのマイソクになってしまっていることもありうることです。
実際にお客様がご覧になるマイソクの状態に大きなブレが生じやすいのが、カラーのマイソクなのです。
あ、もちろん、PDFでのみマイソクを取り扱っていただくようなケースでは、カラーのマイソクをオススメします。
最近は、3MB程度のファイルでしたらメールでも送付可能なことが多いですし、特に問題ないと思います。
カラーのマイソクが向いているケース
物件の売主が自社で、シリーズ化したいという場合は、迷わずカラーのマイソクをオススメします。
物件を美しく見せ、また上品なインパクトも出しやすいのがカラーのメリット。
さらにオリジナルのレイアウトフォーマットを継続して使用すれば、ブランディングにつながります。
お客様への訴求力はもちろん高いですし、仲介する他社へのアピールにもなります。
他社様もある意味、お客様。
お客様へのインパクトを重視するなら、やはりカラーがオススメです。
カラーマイソクのメリット
・物件が綺麗に見える
・上品に仕上がる
・オリジナルフォーマットでブランディングしやすい
カラーマイソクのデメリット
・綺麗に作ってもREINS上では劣化してしまうことが多い(登録用にデータを軽くする必要があるため)
・費用が白黒マイソクの倍以上になることも多い
白黒のマイソクが向いているケース
自社で物件販売を行わない場合は、白黒のマイソクの方をオススメしています。
前述のとおり、営業スタッフが営業活動を行う中で、劣化が生じやすいという現実があります。
そんな中でも、白黒でデザインされたマイソクは、コピーにも強く、読みやすさを保ってくれます。
とにかく読みやすいということはメリットのひとつ。
キャッチコピーで物件のPRをしっかりと行えば、お客様にも物件の魅力は伝わります。
白黒マイソクのメリット
・読みやすい
・度重なるコピーにも劣化が少ない
・比較的安価に制作可能
白黒マイソクのデメリット
・地味な印象になりがち
・物件の写真によるアピールはほとんどできない
最後に
いかがでしょうか?
今回は、マイソクを白黒にするかどうかについて解説させていただきましたが、マイソクのデザインポイントは、もちろん色の話だけではありません。
レイアウトや文字サイズなど、他にもたくさん考えるべき点はあります。お悩みはシステムエイトが解決します!
不動産の営業職を経験しているスタッフ、不動産会社のチラシ制作経験の長いスタッフなどがおり、不動産業界の内情をよく知るシステムエイトにぜひともご相談ください!