「LINEスタンプをそろそろ作ろうよ?」
そんなひと声から、「みんなのワイン」のスタンプ制作が始まりました。
弊社ではWeb制作を手掛ける一方で、ワイン初心者向けワイン紹介サイト「みんなのワイン」(URL:https://wine-no-kanpe.com/)を運営しています。
その公式キャラクターを活用したLINEスタンプを作成し、ついに公開しました。
▼ 販売ページ
https://store.line.me/stickershop/product/30146620/ja
今回は、その制作過程と公開までの手順について、備忘録としてご紹介します!
スタンプに関するニュースリリースは、こちらの記事をご覧ください。
▼ 「みんなのワイン」公式キャラクターがLINEスタンプに!
https://www.system8.co.jp/contents/9628/
1. スタンプ制作の準備
まず最初に、商用利用のための著作権や規約を念入りに確認しました。
そのうえで、制作ツールとしてスマートフォン向けのお絵かきアプリ「ibisPaint X」を使用。
LINEスタンプ用のキャンバス(370×320px)も用意されており、これを活用することにしました。
ibisPaint Xの設定画面(クリック/タップで拡大します)
LINEスタンプ制作の立案者である社長に、「どんなデザインにしましょうか?」と尋ねても、「なんか良い感じのやつ」といった曖昧な回答しか得られず……。
そこで、自分がよく利用しているLINEスタンプを参考に、日常的に使いやすいスタンプを意識しつつ、まずは24パターンを作ることに決めました。
パッケージ内のスタンプの個数は、8個、16個、24個、32個、40個から選ぶこととなっていて、あまり多いと絵を用意するのが大変だし、かといって少ないと物足りないので、個数のチョイスも重要かもしれません。
作画の作業環境は、スマホのみ。
スマホの小さな画面で、指を駆使しながらの作業となりました。
特に、ワイングラスのキャラクターを表情豊かに描くのには非常に苦労しました。
グラス本体に目とヒゲだけというシンプルなデザインですが、そのシンプルさゆえにバランスをとるのが難しかったです。
正直、心が折れそうになる時が何度もありました……。
また、スタンプは構図や向きのバリエーションが重要です。
同じ方向を向きすぎると単調になってしまうため、1つ1つのイラストの構図を比較しつつ、全体のバランスを考えながら作成しました。
デザインのバランスを考えるのと同時にカラーリングも並行して決めていきました。
仕上げには、クレヨンのようなペンを使い、手描きの温かみを演出。
結果として、ゆるくて愛着の湧くスタンプになったと思います。
制作時間は合計17時間。
もう少しスピードアップできればと思いつつ、無事にスタンプが完成しました。
次に制作する時は、作業時間はもっと短くできればと思います。
2. LINEアカウントの取得と設定
次の壁は、LINEスタンプを公開するためのアカウント作成でした。
今回は、会社としての公式スタンプということで、アカウントも個人のものではなく社用のアカウントを新たに作成する方針で決定していました。
LINEの仕様上、1つのスマホにつき1アカウントしか作成できません。
スマホの筐体については、社長の使わなくなったスマホを初期化して使用することにして解決しましたが、問題は電話番号。
日本では、LINEアカウントの作成に電話番号認証が必要です。
この電話番号を、会社の電話番号に設定したい。
一方で、LINE登録ではSMS認証が用いられているので、一般の電話回線では認証メッセージが受け取れないという問題があり、非常に難航しました。
試行錯誤の末、スマホの電話設定を変更し、音声通話認証にてアカウント登録を完了することができました!
こうして、無事に会社の番号で、LINEアカウントを取得できました。
その次には、LINEスタンプ販売に向けて「LINEクリエイターズマーケット」への登録が必要です。
こちらも設定を済ませ、あとは審査を待つばかり……。
3. 審査通過、そして思わぬ事態
1週間経っても、審査結果の通知が届かない……。
不安になり社長に確認すると、「連絡が全然来ないよー」とのこと。
しかし、ある日、社長がLINEスタンプ用スマホを手に取り、一言。
「俺、怒られるかもしれない」
なんと、登録から2日後には審査が通っており、すでに販売が開始されていました。
通知はLINEスタンプ用スマホに届いていたものの、電源を切ったまま放置されていたため気づかず。
また、会社のメールにも通知が届いていた可能性はあるものの、迷惑メールに振り分けられたのか見落としてしまったようです。
怒!!!!
(しっかり怒りました)
4. LINEスタンプ制作から販売までのまとめ
今回のLINEスタンプ制作を通じて、以下のポイントを学びました。
- ●商用利用時は、著作権や規約の確認を徹底する
- ●「ibisPaint X」にはLINEスタンプ用キャンバス(サイズは370×320px)があり、無料で使用できる
- ●LINEスタンプのパッケージには8~40個(8の倍数ごと)のスタンプを用意
- ●LINEアカウントは、SMS認証ではなく音声認証を使用することで一般回線の電話番号のアカウントも作成可能
- ●審査結果は、スマホの通知や迷惑メールフォルダを必ず確認
結果的には紆余曲折ありましたが、無事にスタンプを公開できました。
今後も、この経験を活かしながら、さらなるコンテンツ作りに取り組んでいきたいと思います。
弊社のワイン情報サイト『みんなのワイン』公式キャラクターのLINEスタンプ、ぜひチェックしてみてください!
▼ 販売ページ
https://store.line.me/stickershop/product/30146620/ja
また、LINEスタンプ作成のご相談も、どうぞお気軽にお寄せください!
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